
「健康寿命日本一おうえん定期」を報告
大分県信用組合(吉野一彦理事長)は16日午後2時、大分県庁を訪れて首藤丈彦県福祉保健部長に大分県の公式健康アプリ「あるとっく」をダウンロードした県民を対象にした商品「健康寿命日本一おうえん定期預金“あるとっく”」の取り扱いを始めたことを報告した。
大分県は「健康寿命日本一」を掲げているが、令和6年12月時点で男性25位(前回1位)、女性10位(同4位)と前回調査と比べて順位を落としている。大分県はこれまで、歩くことでポイントを貯める公式アプリ「おおいた歩得(あるとっく)」を活用して健康増進の取り組みをしてきたが、今年4月からリニューアルして「あるとっく」として、貯めたポイントを電子マネーなどに変換できるようになった。また、健康チェック機能が充実。これまでのランクに応じたサービス提供から、ランクに関係なくポイントを使ってサービスを受けられる方式になった。さらに、6月末までにアプリをダウンロードした県内在住者を対象に抽選で2万人に電子マネー500円相当をプレゼントするキャンペーンも行っている。
県信は、県が定める「健康寿命日本一おうえん企業」の第1号であり、県と地方創生にかかる包括連携協定を結んでおり、金融面から県民の健康増進を支援するため、「あるとっく」をダウンロードした人を対象に優遇金利を提供する商品を開発。1口100万円以上で、1千万円未満(1人1千万円以内)で、預入期間は1年。店頭表示金利に0・20%を上乗せする。募集は、来年3月末まで。
吉野理事長は「地方創生は、預金、融資、為替に次ぐ第4の本業だと思っています。『地方創生は県民の健康から!』をスローガンとし、健康寿命日本一おうえん企業の第1号登録事業所として、行政目標である健康寿命日本一を支援したい」と話した。