別府市議会議長

議会から政策条例や提案を

小野 正明(おの まさあき)(67)

 3月の定例別府市議会で第58代の議長に選ばれ、就任した。
 別府生まれの別府育ち。県立別府鶴見丘高校卒、専修大学経営学部情報管理学科卒。東京で民間企業に就職をしたが、退職して地元に戻り民間企業で会社員として勤めた。
 その後、岩屋毅衆議院議員の秘書を長年務めた。2016年に別府市議に初当選。総務企画消防委員会副委員長、観光建設水道委員会副委員長、監査委員などを歴任。2021年には副議長を2年間務めた。現在、3期目。
 これまで、一般質問では、地域コミュニティの在り方や温泉の維持・管理について執行部の考えを質すなど注力してきた。
 「市長と議員は、ともに選挙で選ばれた二元代表制。対立したりする必要はないが、執行部の施策をしっかりチェックする体制を堅持していきたい」
 「風通しのよい環境をつくり、円滑な議会運営をしていきたい」と話す。そのためにも、情報共有を重視する。
 また、「議会から社会課題の解決や市民福祉の向上につながるような政策条例及び政策提言を行っていきたい。若者の政治参加を含め、議会に関心を持っていただけるようなものを考えていきたい」と言う。
 地元の自治会、温泉組合、神社の顧問等、地域に根差す活動をモットーとし、議員としての活動の他にも、別府ライオンズクラブのメンバーとして活動し、命の大切さを伝える教室や薬物乱用防止教室などを開催し、青少年の健全育成に力を入れている。さらに、大分県交通安全協会別府支部境川分会長を務め、毎朝、子どもたちの安全のため、通学路の交差点に立つ活動を続けている。
 趣味はサップ、トレッキング等「体を動かすことを心がけていますが、最近は思うように体がついていかない」と笑う。
 家族は妻と1男2女、孫も3人。実母らと4人暮らし。