佐藤大分県知事の県政方針④

九州四国広域交通ネットワーク構築の
シンポジウムを開く

【元気③】誰もが自分らしく、いきいきと活躍できる環境づくり
人手不足の現状
 生産年齢人口(R6年)58・8万人、ピーク時のS60年比△23・2万人(△28・3%)。
 若年者の県内就職率
 高校生73・7%、大学生29・4%(令和5年)。
有効求人倍率
 有効求人倍率R5年1・41、R7年2月1・34。
外国人労働者数
 R6年10月末時点12176人。(過去最高)
春闘の賃上げ率
 全国5・10%、県内 5・94%。連合大分集計結果(R6年9月公表)
 消費者物価指数 R7年2月、R2を100とした場合。
 全国110・8 前月比△0・4 前年同月比+3・7。大分市109・1 前月比△0・4 前年同月比+3・6↓いずれも高水準が続いており、物価高騰が消費マインド等に与える影響を一層注視する必要がある。
 県内企業の人材確保に向けて、「おおいた産業人材センター」を機能強化するとともに、賃上げ枠を拡大
 人材確保総合推進事業(2億3692万円)
 産業人材の確保と若者の県内就職を促進するため、人材確保総合支援拠点「おおいた産業人財センター」を移転し、県内企業と求職者のマッチング支援機能を強化する。移転場所は大分駅ビル「アミュプラザおおいた」(9月予定)。若者と企業の交流拠点の設置、企業支援部門の新設など。
 外国人労働者受入対策強化事業(6395万円)
 外国人材の受入れ・定着を推進するため、企業向け外国人材雇用相談窓口を新設するとともに、就業環境等の整備に取り組む企業等を支援する。企業向け外国人材雇用相談窓口の新設(おおいた産業人財センター内)。県内中小企業等が行う外国人材の就業環境整備等に要する経費への助成、通常枠補助率1/2 限度額50万円、賃上げ枠補助率2/3 限度額100万円など。
 若年者県内就職促進事業(6200万円)
 高校生・大学生の県内就職を促進するため、進路決定プロセスに応じた県内企業とのマッチングイベントを開催するとともに、企業の人材確保を支援するための情報発信等を行う。進路決定段階に応じた理系学生と企業との交流機会の創出。UIJターン希望者に対する県内就職に向けた面接等に要する経費への助成は限度額交通費1~4万円、宿泊費1万円/泊など。
 「賃上げ枠」設定の主な事業(全12事業)
 事業者向け補助金の「賃上げ枠」について、令和7年度は10事業から12事業に拡大。実績を踏まえ、補助率を上乗せできるように見直し。
【元気④】地域の特色を生かしたツーリズムの推進と観光産業の振興
 (株)サンリオエンターテイメントとの連携による観光キャンペーン
 キャンペーン期間4月13日~10月13日(万博開催期間中)。4月13日~大分空港をサンリオキャラクターで装飾(大分航空ターミナル)、県観光公式SNS等でハーモニーランド等をインバウンド向け情報発信。8月~10月大分空港-杵築駅-ハーモニーランド間でバス実証運行。9月3~5日大阪・関西万博会場の大分県ブース内にハーモニーランドブース設置。10月13日マイナビ ツール・ド・九州2025の当日イベントで連携してPR。
おおいた地域博覧会
 県内の地域資源をインバウンド等観光客向けPR。県民による魅力再発見も促進。実施時期9月20日(土)~21日(日)、実施場所大分市内、内容県内各地の観光素材・景観、産品、歴史・文化などを取材した素材集(小冊子)を作成中。素材集の配布及び素材集に掲載した地域資源等の展示、販売、ワークショップなどを実施。
宇佐神宮御鎮座1300年関連イベント
 西大門竣功奉祝祭通り初め式5月2日、国宝本殿特別拝観5月3日~6日、将棋名人戦第4局5月17日~18日、巫女体験6月から開始、御神幸祭・流鏑馬神事7月31日~8月2日、臨時奉幣祭(勅祭)10月上旬予定。
 大阪・関西万博、宇佐神宮御鎮座1300年を契機に誘客を促進
 大阪・関西万博を契機とした誘客等促進事業(9534万円)
 国内外からの誘客や県産品の販売促進等につなげるため、大阪・関西万博を契機として、観光・食・自然など大分県の魅力を広く発信する。大阪・関西万博自治体催事への出展9月3日(水)~5日(金)、大阪市内での情報発信拠点の設置及びPRイベントの開催(8月)、県内の地域資源を集めたおおいた地域博覧会の開催(9月)など。
 宇佐神宮御鎮座1300年誘客促進事業(5008万円)
 本県への更なる誘客を図るため、宇佐神宮御鎮座1300年を契機としたプロモーションを行うとともに、県内周遊の促進に取り組む。交通事業者と連携した誘客キャンペーンの実施、県内周遊促進に向けたデジタルスタンプラリーや周遊バスツアーの実施など。
 宇佐・国東歴史文化魅力発信事業(1672万円)
 文化財の保存・活用を推進し、訪日外国人等の誘客を図るため、歴史博物館において宇佐神宮御鎮座1300年を契機とした特別展を開催する。「豊後国行平―祈りの刀剣(仮題)」9月19日(金)~11月3日(月・祝日)。
【元気⑤】「する」「みる」「ささえる」スポーツの推進
 大分県スポーツ合宿誘致推進協議会による合宿誘致)
 構成は県、市町村、(公財)大分県スポーツ協会、(公社)ツーリズムおおいた、(株)大宣大分スポーツ公園管理事務所。設立R2年10月。ラグビーワールドカップ等の国際大会や東京2020オリ・パラ事前キャンプ受入の成果を一過性のものとせず、スポーツ合宿やスポーツイベントを誘致する。
 スポーツ合宿の更なる誘致を進めるとともに、スポーツイベントの開催などにより地域の元気づくりを推進
 大分スポーツ地域元気創出事業(6775万円)
 スポーツを通じた交流人口の拡大や地域の元気づくりを進めるため、スポーツ合宿の誘致等に取り組むとともに、地域活性化に資するスポーツ施設のあり方等を検討する。専門家を活用した受入環境の改善や合宿誘致。スポーツ合宿情報サイト「スポ泊!おおいた」の掲載情報の充実。
 ツール・ド・九州推進事業(7440万円)
 サイクルスポーツの普及拡大とサイクルツーリズムを通じた地域活性化を図るため、国際サイクルロードレース「ツール・ド・九州2025」のステージレースを宮崎県と共同開催する。大会開催日10月10日(金)~13日(月・祝日)、宮崎・大分ステージ10月13日(月・祝日)。
 パラスポーツ普及強化事業(1487万円)
 パラスポーツを通じた障がい者の活躍を一層推進するため、県民の理解促進に向けた情報発信等を強化するとともに、障がい者の参加機会の創出に取り組む。国際親善大会に合わせたデフスポーツのPRイベントの開催。車いすマラソンなどパラスポーツの魅力を伝えるPR動画の作成。国内競技団体が実施するパラスポーツ大会開催経費への助成。補助率1/2限度額25万円。競技用義肢等装具の購入費助成、補助率9/10(県4・5/10市町村4・5/10)限度額36万円。