別府溝部学園高校で37人が戴帽式

ナイチンゲール像から聖火を手にし思いを新たにした

 別府溝部学園高校の令和7年度戴帽式が24日午前10時、同校体育館で行われた。看護科3年生37人がナースキャップを受け、看護師としての新たな一歩を踏み出した。
 佐藤清信校長が「昭和47年に衛生看護科ができ、平成15年から5年教育の看護科となりました。3年間、看護師として必要な学問や人間性を養ってきたと思います。戴帽式は、重要な通過点です」とあいさつ。
 一人ひとりの名前が呼ばれ、ナースキャップをつけてもらい、ナイチンゲール像から聖火継承を行った。また、全員で「ナイチンゲール誓詞」を朗読し、一人前の看護師となるための新たな一歩を踏み出した。
 溝部佳子副理事長、来賓の河野明美オアシス病院グループ看護部長が祝辞を述べ、昨年ナースキャップを受けた看護専攻科1年生から花束が送られた。
 生徒を代表して甲斐愛波さんが「入学した時は、これからどのようなことが待ち受けているのか、期待と不安で胸がいっぱいでした。高齢者施設での実習では、どんな時でも笑顔で寄り添う姿が安心し、信頼につながると学びました。これからも、それぞれが目指す看護師になれるように誠心誠意努力します」と述べた。