

大分県猟友会(長井健三会長)は供養塔建立50周年記念鳥獣慰霊供養祭を25日午前11時、志高湖で挙行した。
火男火売神社の加藤誠司禰宜が神事を斎行。長井会長、来賓の中野修志別府警察署生活安全課警部補、塩出政弘別府市農林水産課長、小島達雄別府市猟友会会長らがそれぞれ玉串を捧げた。
長井会長が「火男火売神社様の神事で、鳥獣の慰霊をさせていただき、心静かになられたと思います。供養塔建立50周年ですが、まだまだ続けていかないといけない事業。続けていくためには、後継者が必要。後継者がいなければ、供養祭もままならない。大分県猟友会第一種銃猟者の確保に力を入れていますが、まだまだ行き渡っていない。人を選ばないといけないが、後継者の育成に尽力をお願いします。皆さん方が無事故無違反で狩猟していただく、行政や警察の方にはご指導ご鞭撻をお願いします」
「私たちが銃を持ったときは趣味の世界だったが、今は有害駆除という大きな社会貢献となります。報奨金目当ての有害駆除ではなく、社会貢献の有害駆除という気持ちで狩猟してください」。
来賓の中野警部補、塩出市農林水産課長がそれぞれあいさつして、供養祭を終了した。
別府市では昨年度、イノシシ888頭、シカ1193頭、小動物はアライグマ57頭、アナグマ129頭、タヌキ44頭計226頭の計2311頭を捕獲しており、昨年と比べ約500頭多くなっている。
供養祭終了後、長井会長は「先輩たちがやってきたことを、我々が引き継いでいかないといけない。引き継ぐためにも若手(後継者)が必要。有害駆除というが、生き物を殺していくのですから供養祭は必要であるし、今後も続けていかないといけないと思う」と話した。