初の別府勤務にヤル気

教員生活37年で初の別府勤務。「歴史ある伝統校に赴任してきました。早く慣れて生徒、教員をヘルプできるよう頑張ってゆきたい」と抱負を語る。
国東市安岐出身。県立杵築高校から九州大学教育学部を平成元年に卒業。県立臼杵高校を振り出しに、英語の教べんをとってきた。校長歴は県立日田高校、県立大分鶴崎高校に続いて別府鶴見丘が3校目。
「何と言っても生徒が主役の学校。勉強も部活動も夢の実現に向けて力添えしたい。第一志望を高く持ち、それに向って頑張れと話したところです」と“生徒ファースト”の学校運営を強調する。
そして鶴高といえばPTA、同窓会組織がしっかりしている。特に同窓会の鶴嶺会は東京、関西、福岡の地域支部をはじめ県庁、別府市役所などに職域支部がある。
「伝統校だけあって、同窓会活動が充実していて学校、生徒を支援していただいています。修学旅行の際にお世話いただいて感謝します。鶴見丘はホームページを開設しており、同窓会の皆さんに、ぜひ見ていただきたい。校内の見学を歓迎していて、事前に連絡してもらえば案内します」と支援組織との交流に積極的だ。
趣味は読書とドライブ。「下町ロケット」の池井戸潤が好きな作家。広域人事が多いため県内をマイカー通勤しており、特に日田高校長の3年間は大分市の自宅から高速道で通った。今も別大国道を通るのが楽しいそうだ。
教員生活の思い出は、県立大分上野丘高校時代に野球部が21世紀枠で春のセンバツ甲子園に出場したこと、そして大分鶴崎高ではサッカー部が全国高校選手権大会に出場し主将が選手宣誓したことを挙げる。
勤務時間が長いため教員のなり手不足に陥っているとの報道が目につく。「やり甲斐ある楽しい仕事なのに、ブラックな面が取り上げられている」と本当の姿を知ってほしいという。
夫人との間に娘が2人。