大分県国際観光船誘致促進協議会が総会

受入態勢の強化などを協議した

 大分県国際観光船誘致促進協議会(会長・長野恭紘別府市長)は、令和7年度総会を13日午後2時、別府市役所で開催した。25人が出席。
 長野市長が「昨年度は、クルーズ船が28回寄港しました。今年度は、過去最多の54回の寄港が予定されています。高い評価をもらっていると聞いています。コロナ禍からの営業活動、地元の受け入れ態勢がしっかりできていることが船会社や乗客から好評価を受けていると思います。しっかりと経済効果を見極めつつ、船を降りてからの移動手段の確保も具体的に考えていかないといけない。課題もあることも踏まえて、幅広い専門分野においての協議、意見をいただきたい」とあいさつ。
 議事では、協議会規約の一部改正や令和6年度の事業・決算・監査報告、令和7年度事業計画案・予算案について審議、承認した。規約では、臼杵市が加盟したことや負担金について明記することなどの改正を行った。
 令和6年度は、28回の寄港があった。国際船は23回で、5万㌧以上が5回、ラグジュアリークラス6回、プレミアムクラス3回。国内船は5回。78の国と地域から1万2339人の外国人客があった。
 令和7年度は、54回の寄港があり、すでに7回の寄港があった。また、11回の初寄港も予定されている他、来年4月にはすでに15回の寄港予定があることも報告された。今年度も、国内外クルーズ会社等への宣伝活動や、情報収集、視察受け入れ等を行う。
 委員からは「来年度もまだまだ増えていく要素もあると思う。来年度以降、予算や体制の組み方を議論する必要があると思う」「受け入れをしていく中で、仲間が多い方が良いと思うので、声かけが必要」「法人タクシーや個人タクシーがメンバーに入っていない。一緒に取り組むという意味でメンバーに入ってもらう方が良いのでは」「歴史的なものに関心が高い傾向にあると思うが、ニーズの情報共通をしたい」など様々な意見が出た。