「ヒジ・ドッグ・フェスタ」賑わう

ペットを連れた避難などについて講話が行われた

 日出町で「HIJI DOG FESTA」(実行委員会主催)が17日午前10時から、糸ケ浜海浜公園で開催された。町防災士会共催。
 開会式で池田淳子実行委員会会長(町議)が「町内では、ペットを連れていける避難所がないなど、日頃からどう備えればよいかいろんな課題もある中で、ペットと防災について楽しく学びましょうということで、企画しました。1日、ゆっくり楽しんでください」とあいさつすると共に、マナーを守って楽しむように呼びかけた。
 安部徹也町長は「ペットを飼っている人が集って防災を勉強できる、よいイベントだと思う。私もチワワを飼っています。災害があった時、ペットを連れて避難する状況ではなかったが、日出町でも一緒に避難できる環境を整えつつあります。他の事例も研究しながらペットも一緒に避難できる日出町として進めていきたい」。池部長行町防災士会長、渡邊徹県動物愛護センター所長もあいさつをした。
 NPO法人県防災活動支援センターの遠山香里さんが防災講話。「ペットを連れていける避難所がないため、避難せずに亡くなった人もいます。同行避難ができるようになってはいますが、中には動物が苦手な人やアレルギーの人がいることも理解が必要」とし、予防注射や避難セットの準備など、日頃から準備しておくことや情報を把握することなどについて話した。
 わんちゃんのファッションショーやじゃん犬大会で盛り上がり、キッチンカーやペットグッズなどの店も出店。大型犬から小型犬まで様々な犬を連れた人たちが多く訪れて、飼い主同士の交流をしたりして賑わった。