ラグビーJAPAN XV別府で合宿

気合のこもった迫力ある練習を公開した
練習終了後は、見に来たファンと触れ合った

 ラグビー日本代表候補が集う、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)の大分合宿が16日から始まり、17日午後4時半過ぎ、別府市営実相寺多目的グラウンドで練習風景が一般に公開され、多くのラグビーファンが訪れた。
 はじめに全体練習が行われ、パス回しやタックルなどの練習を1時間ほど実施。激しいタックルでぶつかり合う音が響き、訪れた人たちも迫力ある練習に見入っていた。また、たびたび輪になて、コミュニケーションをとりながらプレーの確認を行う様子が見られた。その後ポジションごとに分かれて細かい部分を確認しながら、暗くなるまで練習を続けた。
 練習終了後には、見学に来てくれたファンのためにサインをしたり、一緒に写真を撮るなどして触れ合った。
 エディー・ジョーンズヘッドコーチはグランドについて「個人的にとても好きなグラウンド。2019年のW杯の時にイングランド代表として使用した。その時は、ベストな練習ができ、勝つフィーリングを生んでくれた思い出がある。若い選手と一緒に素晴らしいトレーニングができて、いい環境に戻ってこられた」と話した。合宿については「今日から合流した選手がいる中で、良いセッションだった。コミュニケーションもよく、エナジーもすごく良い。XVプログラムにとって、とても大事な合宿。短い期間だが、選手には毎日成長してもらいたい」とした。
 合宿に参加している竹之下仁吾選手(明治大学)は「自分がもてる最大限の力を出して、次につながる合宿にしたい」。土永旭選手(横浜キャノンイーグルス)は「超速ラグビーがテーマ。テンポの作り方、試合のコントロールを意識してコミュニケーションをとっていきたい」とそれぞれ話した。
 20日は午後4時から、実相寺でニュージーランド学生代表と試合が行われる。観戦は無料で、多くの人に応援に来てほしいと呼びかけている。