ラグビーJAPAN XVが勝利

お互いに果敢に攻め、
白熱した試合を展開した
試合前には、ニュージーランド
学生代表がハカを披露

 大分合宿を行っている、ラグビー日本代表候補のJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)とニュージーランド学生代表の試合が20日午後4時、実相寺多目的グラウンドで行われた。約600人が観戦。
 はじめに両国国歌が流れ、ニュージーランド学生代表によるハカが披露された。前半は、XVが圧倒。6分にエピネリ・ウルイヴァイティ選手がトライを決めると、キャプテンの中楠一期選手がキックを決めて勢いに乗り、チャーリー・ローレンス選手が2度、李智寿選手、小林典大選手、竹之下仁吾選手が次々とトライを決め、中楠選手が冷静にキックを決めて、42ー0で折り返した。
 後半になってもXVが得点を重ねたが、ニュージーランド学生代表も意地を見せて、26分にジョシュア・ラドクリフ選手を皮切りにトライを決め、得点を積み重ねていった。しかし、XVが攻守にわたって良い動きをみせ、78ー28で勝利した。
 試合終了後、阿部万寿夫副市長と西謙二別府市ラグビーフットボール協会長が両チームのヘッドコーチと握手し健闘を称えた。
 会見したJAPAN XVのエディー・ジョーンズヘッドコーチは「今日の結果に満足している。それ以上に、選手たちのパフォーマンスは、とても良いスピードで目的を持って試合の序盤からアタックしてくれた。暑い中で70分間継続できたことが良かった。最後の10分間は少しガスが切れてしまったが、U23の大学生のプレーはとくに良かった」。中楠キャプテンは「しっかり自分たちでチームの意図を理解しながら、自分たちらしさを出せたと思う」と振り返った。