わんぱく相撲別府場所盛り上がる

学年別に白熱した試合が行われ盛り上がった
井上選手(左)と安波選手が選手宣誓を行った

 一般社団法人別府青年会議所(河野勉也理事長)主催の「第27回わんぱく相撲別府場所」が25日午前10時、別府市コミュニティーセンター相撲合宿練習場で開催された。小学生40人が参加した。
 日本の国技の相撲を通じて子どもたちの心身の鍛錬と健康の増進を図り、地域の責任ある大人が協力してその環境を育んでいくのが目的。
 開会式で、河野理事長が「わんぱく相撲で面白さに気づいて世界チャンピオンになった人もいます。1つ1つの試合でしっかり勝っていくように、最後までよろしくお願いします」。末宗公明別府市相撲連盟副会長が「一生懸命頑張ることが大切。相撲を通して、良い経験をしてもらいたい」。嶋幸一大分県相撲連盟会長(大分県議会議長)は「相撲は相手を思いやる気持ち、礼儀、最後まで諦めないことが大事なスポーツ。相撲を通して大切なことを学んでほしい」とそれぞれあいさつした。
 参加者を代表して、6年生の安波昂選手と井上香菜子選手が「共に支え合い、励まし合い、すべての人への感謝の気持ちを胸に全力で競技することを誓います」と宣誓した。
 試合は、1年生(女子を含む)、2年男子、3年男子、4・5年男子、6年男子、3~6年女子で行われた。1年生の試合から白熱した試合が行われた。土俵際で粘って逆転勝ちしたり、小柄な選手が大柄な選手を倒したりしと熱戦が続き、観客からは歓声があがり、双方に大きな拍手が送られるなど盛り上がった。負けて悔し涙を流す子も多くいた。上位の選手は、大分県大会に出場し、その後の全国大会を目指す。