1万㌧級「ル・ソレアル」が初寄港

記念式典に出席したピエール船長(右から4人目)ら
初寄港したル・ソレアル

 クルーズ客船「ル・ソレアル」(1万992㌧、全長142・1㍍、幅18㍍、フランス船籍)が27日午前8時30分、別府国際観光港第4埠頭に初寄港した。午後5時、釜山港に向けて出港した。
 乗客らは、バス7台で地獄めぐりなどを巡るツアーに出た。ツアーに参加しない乗客は、シャトルバスやタクシーなどを使って市内を巡った。
 記念式典は午前11時、ターミナル内で行われた。
 大分県国際観光船誘致促進協議会の阿部万寿夫別府市副市長が「別府は日本一の源泉数、湧出量を誇り、日本はもとより世界各地から多くの観光客をお招き、心と体を癒しています。大分の自然、グルメ、歴史文化、そして日本一の温泉を体験していただきたいと思います」とあいさつ。
 続いて、阿部副市長とピエール船長がオリジナルプレートなどを交換した。
 安部一郎別府市議会副議長、吉野亮大分県商工観光労働部観光局観光誘致促進室長、黒川一也公益社団法人ツーリズムおおいた誘致営業部長が、ピエール船長、アレクサンドラスタッフキャプテン、ステファンジェネラルマネージャーと記念品を交換した。
 続いて、ミス別府の河野光羽さんがピエール船長ら3人に花束を贈った。
 最後に、ピエール船長が「私はほかの船で、何度か別府市にはプライベートで訪れています。私が別府市にお客さまを連れてくるように、案内したきっかけのようなもので、今回、それが実現しました」。
 「日本の文化に魅了されて、いつも感激しています。きれいな自然、美味しいもの、すべてに私は魅了されています。別府はとてもウェルカムしてくれますので、何度も何度もここにリピートして来たいと思います。皆さんとの縁を得て、良い縁がつながっていくことを願っています」とあいさつした。
 最後に記念撮影をした。サプライズで、ピエール船長が船を案内するとして、阿部副市長らがル・ソレアルの船内に移動した。