
令和7年度の別府市民生委員・児童委員総会と別府市民生委員児童委員協議会の総会が23日午後1時半、市公会堂で開催された。約200人が出席。
はじめに民生委員・児童委員総会があり、信条を全員で朗読。令和6年度の全国社会福祉協議会長表彰、全国民生委員児童委員連合会長表彰、九州社会福祉協議会連合会長表彰の伝達が行われた。
名誉会長である長野恭紘別府市長が「それぞれの地域で、複雑化、複合化する問題に現場で直面し、ていねいに解決に導いてもらっています。先日、1日民生委員・児童委員として、私も南地区の友愛訪問をさせてもらいました。皆さんがすごく信頼されていると肌身で感じました。共に地域福祉の発展に頑張っていきたい」とあいさつ。
▽自らの役割を確認するとともに、人びとの思いや状況を真摯に受け止め、住民の身近な相談・支援者としての活動をすすめる▽児童虐待防止や子育てサロンなどの活動に取り組む中から、子育て家庭の孤立を防ぎ、地域社会全体で子育てができる環境づくりをすすめる▽地域福祉活動の推進役として関係機関・団体等と協働し、誰もが安心して暮らせる地域社会づくりをすすめる▽人権に関わる様々な問題への理解を深め、住民の立場に立って常に自らの活動を点検し、人びととの信頼に基づいた活動をすすめる、とした総会宣言を採択した。
引き続き、協議会の総会が行われ高橋洋明会長が「今年は一斉改選の年です。担い手の確保に全力をあげていきたい。一番大事なことは、一致団結。社会環境が変化する中で、安心して笑顔で暮らせる地域共生社会を作っていきましょう」とあいさつ。
議事では令和6年度の事業・決算・監査報告、令和7年度の事業計画案・予算案について審議、承認した。今年度は「我が事・丸ごと地域共生社会の実現の推進に努める」ことを活動方針とし、「友愛訪問」の推進や、高齢者の虐待、DVなどの早期発見と対応、災害時の協力体制の構築などを活動目標とした。
総会終了後は、人権問題研修「地域住民の思いに寄り添う~こどもの人権を見守る視点を通して~」も行われた。全国・九州の表彰を受けた人は次の通り(敬称略)。
▽全国社会福祉協議会長表彰=渡邊津貴子、荒金薫▽全国民生委員児童委員連合会長表彰(永年勤続)=家成忍、髙野悦子、栗木富士夫、財前サヨリ、松田惠子、大野恵子、友永ヤス子、日髙清志、三浦栄子、江藤清美、佐藤千惠子▽九州社会福祉協議会連合会長表彰=吉松諄