全国ホタル研究会大分県別府大会

あいさつする
遊磨正秀全国ホタル研究会会長

 全国ホタル研究会(遊磨正秀会長)主催の「第56回全国ホタル研究会大分県別府大会」(同大会実行委員会主管)が30日午後2時30分、ホテルサンバリーアネックスで開催され、全国から74人が出席した。
 遊磨会長が「コロナも明けてきたのですが、自分を振り返ってもだんだん出不精になっていまして、いろんなものをズームでやっていることが多い。いろんな地域の事情を体験できることは、非常に貴重なこと。皆さんのホタルにまつわる情報交換などをしっかりして、よりよい大会にしてください」とあいさつ。
 続いて、来賓の嶋幸一大分県議会議長があいさつした。
 講演会は、平野芳弘平野資料館長を講師に「ホタルへの思い熱く」をテーマに行った。
 ▽平野資料館について▽大分県ホタルの生息地▽ホタルの生息地を守りたい▽地域の人にホタルを通して自然の大切さを知ってもらいたい▽一土木一夢運動▽多自然型川づくりシリーズ▽ホタルとの出会いがその後の私の人生を変えるきっかけに!―について説明した。最後に「ホタルを10倍楽しむ6つの方法」として①何も考えずじっと幻想的なホタルの光をみつめることにより昼間の疲れをいやし心が安堵する②音楽(童話・クラシックなど)を聴きながらホタルを観賞する―など6項目を挙げた。
 続いて、別府冷川活動報告、全国からの活動発表を行い、懇親会を開催した。
 会場には、ホタルの生育を写真などで分かりやすくまとめたものやホタルの卵も展示されており、出席者は興味深そうに見学。
 同大会は3日間の日程で、2日目の31日は▽全国からの活動発表▽NPO法人北九州・魚部とアコーディオン演奏の木下隆也さんとのコラボ、亀川オンセンゴマツボお話と演奏など▽大会旗の受け渡し式、閉会式▽全国ホタル研究会総会▽別府八湯町歩き(自由参加)、3日目の6月1日は▽別府八湯町歩き(自由参加)=竹瓦温泉かいわい路地裏散歩、地獄めぐりコース―を予定している。
 同大会実行委員長の髙橋伸子さんは「一生に一度のこの機会は喜び以上の何物でもございません。地域の皆さま方とともに、毎回楽しみながら作業を続けてきました。みんなの輪が広がり、ホタルが私たちに寄り添ってくれる気がします。みんなど出会って良かった。本当にありがとう」とコメントした。