内竈老人会の防災講話に30人

山川忠臣亀川防災士会長が
防災について説明した

 内竈老人会「福寿会」(二宮徳夫会長)は「防災講話」を5月18日午後2時、内竈公民館で開催し、約30人が出席した。
 講師は、亀川防災士会長の山川忠臣さん。山川さんは、消防歴38年で、最終は元別府市消防本部警防課長。
 「『災』という字は、自然災害を意味しています。豪雨や洪水、台風などの予測できる災害、津波・土砂崩れ・火山噴火といったある程度予測可能な災害がある。そして予測できない災害として地震がある」と切り出す。
 高齢者の特徴として▽身体的=身体機能の低下、視力や聴力の低下、内臓機能の低下、反射神経の鈍化など▽心理的=記憶力や集中力の低下、不安や孤独感を感じる、意欲の低下、価値観の変化など▽社会的な側面=家族構成の変化、体側による社会的役割の喪失、地域社会との関わりの変化、住居のバリアフリー化など―と多岐にわたる。これらの特徴を自分自身が理解することで、高齢者がより快適で充実した生活や災害時の防災に役立つ。
 別府市での過去の災害や避難する際のポイント、災害用備蓄品などについても説明した。