
マルタ・アルゲリッチ氏、
川久保賜紀さんⓒ大窪道治
第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭の「日本生命presentsピノキオ支援コンサート 室内楽公演~今を生き、未来を創る」が5月28日午後7時5分、東京オペラシティコンサートホールで行い、1558人が音色の放流に身を委ねた。
ロストロポーヴィチとピアティゴルスキー両巨匠に師事した、世界でただ一人のチェリストのミッシャ・マイスキー氏(チェロ)の独奏「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007」(バッハ)で始まり、マルタ・アルゲリッチ氏(ピアノ)が独奏で「イギリス組曲第3番ガヴォットⅠ―Ⅱ(ミュゼット)BWV808」(バッハ)、「水の戯れ」「夜のガスパールから『オンディーヌ』」(ラヴェル)、川久保賜紀さん(バイオリン)、川本嘉子さん(ビオラ)、上野通明さん(チェロ)が「弦楽三重奏曲のためのセレナードハ長調op・10から抜粋」(ドホナーニ)、アルゲリッチ氏、川本さん、上野さんが「ピアノ三重奏曲第39番ト長調Hob・XV:25『ジプシー』」(ハイドン)、アルゲリッチ氏、マイスキー氏が「コル・ニドライop・47」(ブルッフ)、「序奏と華麗なるボロネーズハ長調op・3」(ショパン)、アルゲリッチ氏、川久保さん、マイスキー氏が「ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op・49」(メンデルスゾーン)を演奏した。
アンコールで、アルゲリッチ氏、川久保さん、マイスキー氏が「君こそわが憩いop・59―3D776」(シューベルト)を演奏した。
神奈川県の女性が「初めてアルゲリッチさんの生演奏を聴けて大大感激です。生涯忘れられない大切な思い出ができました。また来年聴くことができましたら幸せです」。
東京都の女性は「2時間とは思えないほどあっという間に過ぎてしまって、感動という一言ではおさまらないドキドキ感や琴線にふれることが出来たコンサートでした」。
別の東京都の女性は「アルゲリッチさんの最初のフレーズから異世界に引き込まれました。ミッシャ・マイスキーさんはじめ他の方も素晴らしく感動しました」。
埼玉県の男性は「ピアノの音が魔法のようでした。アンコールのシューベルト泣きそうになりました」とコメントを寄せている。