
児童がスローガンを発表した
令和7年度「人権の花」指定書交付式が3日午前8時半、別府市立南立石小学校(黒木寿一校長、332人)で行われた。
「人権の花」運動は、子どもたちが協力をして花を育てることで、生命の尊さや相手への思いやりなど人権尊重の意識を育むことを目的に実施されている。
江川裕子別府市共生社会実現・部落差別解消推進課長が黒木校長に指定書を手渡して「皆さんで協力して花を育てることで、思いやりや生命の大切さを学んでもらうものです。花を育てるには、優しい気持ちが大切です。協力して花をいっぱい咲かせ、皆さんの優しい気持ちもたくさん咲かせてください」とあいさつ。
黒木校長は「花を育てるのは、毎日水をやったり草をとったりしないといけません。一生懸命育ててキレイな花が咲いた時、とてもよい気持ちになる。その時、皆さんの中に優しい気持ち、思いやりの気持ちの心も育っています」と述べた。大分人権擁護委員協議会別府地区を代表して、小野正春人権擁護委員が「優しさ、思いやり、頑張りの花を咲かせてほしい」と話した。
イメージキャラクターの人権「まもる君」と「あゆみちゃん」が登場。児童に別府市と人権擁護委員からキャラクターぬいぐるみと記念品がプレゼントされた。児童を代表して、田村隆聖さんと仲町理央さんが「人権の花で学校を笑顔であふれさせよう」としたスローガンを発表。
最後に、平林椿さんが「花を育てる中で、人権の思いを作っていきたい。皆で仲良くして笑顔でいっぱいになるように頑張りたい」とお礼の言葉を述べた。
学校には、ヒマワリ、ポーチュラカ、マリーゴールド、サルビアが送られ、児童がさっそく植えるなどした。