明礬で「市内史跡探訪会」

「みょうばん湯の里」の湯の花小屋を、史談会員30人が飯倉里美代表取締役の案内を受けた

 別府史談会(友永植会長)は「市内史跡探訪会」を5月31日午前10時、今年創業300年を迎えた「みょうばん湯の里」で開催し、会員30人が参加した。
 開会のあいさつを友永会長が行い、探訪会が始まった。
 2部構成としての第一部は、恒松栖副会長が「明礬の歴史と産業」をテーマに講話した。
 「明治17年、明礬製造者は粗製礬土を浴用『湯の花』と名づけ、京阪神地方に売り出したところ、爆発的なヒットに。明治19(1884)年には、岩瀬氏も資本を提供し、土地を借用し労力の提供により湯の花の生産に参入した」と話した。また、当時の写真を見せた。
 続いて第2部は、飯倉里美みょうばん湯の里代表取締役が湯の花小屋の説明を行った。
 説明終了後、講演会を行った場所に戻り、湯の里特製のゆでたまごを食べながら、飯倉代表取締役が講師を務め、みょうばん湯の里の歴史などを説明した。
 会員は、熱心にメモを取り、知識を増やしていた。