特殊詐欺被害防止の啓発活動

別府警察署員がチラシを配布し、警察官を
かたるオレオレ詐欺に注意するよう呼びかけた

 別府警察署生活安全課は「年金支給日における特殊詐欺被害防止啓発活動」を13日午前8時50分、大分銀行別府支店で開催し、別府署生活安全課の幸田俊光課長ら計6人、別府市防犯協会1人、大分県警察シンボルマスコット「ピンキー」が参加した。
 年金支給日にあわせて、多発している警察官を装う手口などの特殊詐欺の被害を防止することが目的。
 警察官をかたるオレオレ詐欺に対する対処法が記載されたチラシとティッシュ100組を配布しながら、手口および対処方法を呼びかけた。
 チラシを受け取った男性は「新聞やテレビで手口は知っている。知らない番号からの電話は出ないように、気をつけている」と話した。
 幸田課長は「特殊詐欺の犯行グループも年金支給日を狙って騙してくるため、本日、実施しました。警察は、SNSで連絡をすることはありません。逮捕状をSNS経由で送ることもありません。ましてや警察が現金を要求することなどは絶対にありません。もし連絡やメッセージが届いたら、相手の所属と名前を聞いて、通話を切るなどして最寄りの警察署に連絡してください。犯人の手口は日々進化しています。警察が配布しているチラシ、新聞やテレビの報道を見て、このような電話があったときは、警察や家族に相談をしてください」と訴えかけた。
 警察への連絡は▽110番▽最寄りの警察署=別府警察署(電話21・2131)、杵築日出署(電話72・2131)▽警察相談専用電話(#9110)▽消費者ホットライン(188)―まで。
 別府署で今年に入り13日までの特殊詐欺被害は16件、被害金額は約3614万円。うち警察官をかたるオレオレ詐欺は4件、被害金額は約3186万円。