別府東RC「こども未来授業」

衛藤昴監督はじめ別府東RC会員、
関係者らが勢揃いしてステージで記念写真

 別府東ロータリークラブ(甲斐文明会長)は14日、別府市北浜2丁目の別府ブルーバード会館で「こども未来授業」を開催、市内の小学校5、6年生約60人が参加した。
 大分市出身の映画監督、衛藤昴氏が講演し、自身が撮った「国東半島宇佐地域世界農業遺産」(5分29秒)の動画を鑑賞した。別府市教委の後援を得て、同RCの社会奉仕委員会(太田直希委員長)と職業奉仕委員会(野本宣寿委員長)が担当した。
 未来授業は甲斐会長が開会あいさつ。衛藤氏は、子どものころから映画が好きで、25年前にブルーバードでジャッキー・チェンのアクション映画を見た思い出を話した。
 「父親がいない家庭で裕福じゃなかったけど、ロータリーの奨学金でカナダの大学に留学して映画づくりを学びました」と好きな映画が職業になったイキサツを語り、参加した子どもたちに好きなことを見つけて、それに打ち込む大切さを説いた。
 続いて県の担当者が世界農業遺産について説明し、全員で動画を鑑賞した。
 衛藤氏は豪シドニーの映画学校在学中に監督した短編映画「パーマネンス」が豪の映画祭で最優秀作品賞を受賞。ロータリー奨学金でカナダ・バンクーバーのキャピラノ大学撮影学科に留学。2015年に脚本・監督した長編映画「フローティング アウェイ」がロサンゼルス国際映画祭最優秀作品賞を受賞したほか、6つの映画祭で監督賞、最優秀作品賞などを受賞した。
 県内の作品は大分市観光PR動画「SARU TABI」の動画を監督するなどした。