SNS型ロマンス詐欺で34万円被害

 別府警察署は17日、SNS型ロマンス詐欺の発生を発表した。被害金額は約34万円。
 市内在住の60歳代男性の携帯電話に5月上旬、シンガポール共和国居住の日本人女性を名乗る人物から、TikTokのダイレクトメッセージが届いた。男性は誘導されたLINEでメッセージのやり取りをするうちに、恋愛感情を抱いた。男性は、女性を名乗る人物から「中国の切手の相場が上がっている。私たちのグループが切手を買い占めれば、どんどん値段が上がっていき、稼ぐことができる。切手は失敗しません」などと儲け話を持ちかけられた。その話を信じた男性は、女性を名乗る人物の指示に従い、切手の購入代金の名目で27日、指定された口座に34万円を振り込み、だまし取られる被害に遭った。
 振り込んだ後も現金を要求されたため、男性が6月13日、別府署に電話し相談したことで被害が判明した。
 同署は「SNSで知り合った相手から、儲け話を持ちかけてくるのは詐欺の手口です。お金を振り込む前に、家族や警察に相談してください」と呼びかけている。
 同署管内で、今回の件を含むSNS型投資・ロマンス詐欺の被害件数は13件、被害金額は約6156万円。