APUで熱中症対策アンバサダー講座

熱中症対策などについて
講義を受けるAPU学生

 立命館アジア太平洋大学(APU)で、学生を対象に熱中症に対する正しい知識と行動を広めるため、大塚製薬株式会社と連携して、「熱中症対策アンバサダーⓇ講座」を初めて開催した。APU国内学生後援会(保護者の会)の学生支援事業の一環。
 年々暑くなっており、今年も全国的にはすでに真夏日を超える場所も出て、熱中症の疑いで搬送される人が増えている。正しい知識を持つことで、熱中症を予防したり、暑さに強い体づくりにつながる。また、熱中症になっている人への正しい対応を学ぶことで、自分と友だちの命を守ることができる。
 寮生を対象に、日本人学生だけでなく、インド、バングラデシュ、ノルウェー、エジプト、フィジー、台湾、中国など18の国と地域から参加。日本語の回と英語の回に分かれて実施した。
 日本語の回には、23人が参加。大塚製薬九州第1支店の上原日和さんが講師を務めた。「汗をかくことで体温を下げるが、同時に水分も逃がしていて、脱水になりやすい。朝ごはん食べてない、寝不足、激しい運動したあとの3つがより注意が必要」とし、対応として、涼しい場所に移動させ、自分自身で水分補給ができるかなどを確認し、体調の悪い人を一人きりにしないことがポイントだとした。
 また、熱中症になりにくい体づくりとして暑熱順化の重要性やのどが乾かなくても水分補給をすること、エアコンの活用、自分自身の感覚に頼らない、食事、睡眠、運動が予防の3原則であることなどを伝え、簡単な脱水症チェックをみんなでした。
 最後にアンバサダー認定テストを行い、合格者には認定証がおくられた。