薬物乱用防止指導員が研修

薬物乱用の危険性などについて研修した

 薬物乱用防止指導員東部地区協議会(大平順治会長)、大分県東部保健所、同国東保健部主催の令和7年度東部地区協議会と研修会を24日午後2時15分、別府市公会堂で開催した。約40人が出席した。
 大平会長が「薬物乱用は単に使用者個人の心身をむしばむだけではなく、それにより引き起こされる事件・事故は全国的に大きな社会問題になっています。大麻の検挙数は6千人を超え、若年層の乱用が顕著になっています。使用についても罰則が設けられ、県内で逮捕者も出ています。地域に密着した防止活動に協力をいただきたい。薬物乱用を許さない社会環境づくりをすすめていきたい」とあいさつ。
 令和6年度の推進事業実績、令和7年度推進事業計画について説明が行われた。今年度は、、29日に「ダメ。ゼッタイ。」普及運動として「6・26ヤング街頭キャンペーン」を行うほか、啓発ポスターの掲示、薬物乱用防止教室などの講習会、違法ケシ栽培防止の啓発・除去などを行う。
 引き続き研修会を行い、竹尾尚樹別府警察署刑事課組織犯罪対策係長が「最近の薬物事犯について」、こころとからだの相談支援センターの川島英行さんが「大分県こころとからだの相談支援センターの役割と依存症への対応について」、藤川聡大分DARC施設長が「当事者・支援者としての体験発表」としてそれぞれ講演。その後、意見交換を行った。