中村病院「市民公開講座」80人

肩凝り解消にゴムバンドストレッチ体操

 中村病院(別府市秋葉町)は27日、別府商工会議所で「2025年・市民公開講座」を開催して80人が参加した。
 松原孝典院長が「コロナ禍前までは年一回、市民公開講座を開いてきました。今回は久しぶりの再開です。地域の人に喜んでもらえる中村病院にしたい。きょうは5人の医師が診療について講演します。参考にしてほしい」と開会あいさつ。
 トップバッターは土肥有二副院長・整形外科部長が「首・肩の体操」をテーマに、参加者全員にゴムバンドを配り、ストレッチ体操をした。質問に答える形で「肩こりの原因は筋力の低下。ゴムバンドを使ったストレッチを毎日続けてほしい」と話した。
 甲斐友喜泌尿器科部長は「前立腺肥大症の新治療『水蒸気治療』とは」について話し「水蒸気治療は保険が使える。103度の水蒸気を肥大した前立腺に当てる治療で、治療時間は10分で終わり、患者の痛みと体の負担が小さい。今年、別府で初めて中村病院が導入した」などと説明した。
 このほか、立麻敏郎外科部長が「痔のお話」、伏見絵里奈消化器内科医師が「ピロリ菌と胃がんについて」、吉田光朗循環器内科部長が「循環器内科診療紹介」について講演した。最後は酒本貞昭副院長が閉会のあいさつをした。
 会場には栄養相談、お薬相談、血圧測定のコーナーが設けられた。