今季最後の公演に325人来場

別府鶴見丘高校吹奏楽部が演奏した

 第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭の「大分銀行presents育成プログラム 吹奏楽レッスン成果発表と講師による演奏」が13日午後3時、別府市公会堂大ホールで開催し、大分県立別府鶴見丘高校吹奏楽部を含む325人が演奏を聴いた。
 冒頭に、指揮者で同部顧問の園田克典さんが「アルゲリッチ音楽祭のステージの一つを任され、非常に緊張しています。このような機会をいただいたアルゲリッチ芸術振興財団の方々、関係者の方、そして講師の2人に感謝の気持ちで一杯です。今年5月にレッスンを受けましたが、チームに足りないところや課題、的確なアドバイスをいただき、生徒たちは必死に積み上げてまいりました。それをできる限り、精一杯の演奏をします」とあいさつ。
 同部の成果発表で▽マーチ《メモリーズ・リフレイン》(伊藤士恩)、▽フェスティヴァル・ヴァリエーションズ(C・T・スミス)―の2曲を披露した。
 講師による演奏として▽序曲、主題と変奏曲(G・ロッシーニ)、演奏者は中ヒデヒト氏(クラリネット)・宮崎陽子氏(ピアノ)▽フルート・ソナタFP164(F・プーランク)、岩佐和弘氏(フルート)・宮崎氏(ピアノ)▽タランテラop・6(C・サン=サーンス)、岩佐氏(フルート)・中氏(クラリネット)・宮崎氏(ピアノ)―の3曲を演奏した。
 いずれも別府市の女性で「高校生の演奏は素晴らしかったです。講師の方々のご指導のお陰ですね。別府の子どもたちが本物の音楽に触れる機会をいただきありがとうございました」。
 「学生の演奏は迫力があり、一生懸命練習したのが感じられました。講師の先生方の演奏はとても素晴らしく優しい音色で、あっという間に演奏が終わりました。私が知っているフルートの音色よりも優しくて驚きました」
 「『フェスティヴァル・ヴァリエーション』」どんどん良くなって、音の粒が立って揃っていました」などとコメントした。