APU学生が「ひじまち駅マルシェ」

日出町の朝収穫した野菜などを販売した

 立命館アジア太平洋大学(APU)の学生4人が授業の一環として5日午前10時、JR豊後豊岡駅で野菜直売イベント「ひじまち駅マルシェ」を開催した。
 地域の農業と豊後豊岡駅の活性化が目的。農家の減少や販売ルートの未整備、情報発信力不足などの地域課題を背景に、駅の併設スペースを拠点とした取り組みを行う。将来的には、ふるさと納税返礼品としての展開や町内外への継続的な情報発信につなげていきたい考え。
 取り組んだのは、佐藤勇翔さん(19)、元野アニカさん(20)、瀬下海斗さん(19)、早田州豊さん(20)。卵、きゅうり、トマト、ホワイトコーン、ジャガイモを販売。当日朝に野菜等を取りに行き、駅前のテントで並べて販売。朝から地元の人たちが訪れて購入した。
 代表の佐藤さんは「地元野菜の詰め合わせなどでプロモーションが出来れば、ふるさと納税も伸ばせると思う。廃棄される野菜などを使ってお土産を作ったりすることで、フードロスやSDGsに目を向けていきたい」と話した。