日出町で2カ所「パスト」を設置

町役場の住民生活課前に設置された「パスト」

 日出町は、循環型社会に向けて不要品の回収・選別・再流通のインフラを整備する株式会社ECOMMIT(川野輝之代表取締役CEO、鹿児島県)と「リユース活動の促進に向けた連携協定」を締結し、町役場などに回収ボックス「PASSTO(パスト)」を設置した。大分県内の自治体では初めて。
 パストは、「PASS」と「TO」を短縮した造語で、「次の人に渡す、未来へつなぐ」という意味。身近な場所で資源循環の入り口となって、使わなくなったものを「回収」し再活躍させる、「捨てない社会」を実現するための循環ステーション。回収するのは、衣類。こども服やトップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカート、タオルなど。
 日出町役場の旧館1階にある住民生活課前と日出町地域子育て支援センターHUGくみ(町保険福祉センター内)に設置されている。
 回収された物は、全国8カ所にある循環センターに運ばれ、選別され国内外でリユース品として再流通させたり、流通が難しいものはリサイクルパートナーを通じて再資源化などを図る。また、トレーサビリティシステムで再流通先をデータで管理しているため、廃棄を最小化できているかを常に可視化できる。