
個人と団体を表彰した
別府市防犯協会連合会(175人)と別府市暴力絶滅対策協議会(64人)の令和7年度合同総会が16日午後2時から、ビーコンプラザで開催された。会長は、いずれも長野恭紘別府市長。
はじめに、防犯功労者表彰が行われ、地域安全活動に功労のあった下森啓司さん(平成29年から防犯パトロール隊長として活躍)、山田稔さん(平成16年から防犯パトロール隊長として活躍)、中央小学校区スクールガード(PTAを中心に子どもたちの見守り活動などを実施)、浜脇2丁目2区自主防犯パトロール隊(平成20年から自治会を中心に結成され、活動を続けている)に表彰状などが贈られた。
長野市長は「それぞれの地域で活動をし、安全安心に力添えをいただいています。コロナが明け、社会経済活動が活発になってきたこともあるのか、刑法犯は微増していると聞きます。ロマンス詐欺やSNS型投資詐欺も県内では別府が一番被害が多いとききます。市内50カ所に防犯カメラを設置しました。地域と連携して、市民や観光客が安心できるような町づくりをしたい」とあいさつ。
羽田優一別府警察署長が「大きな事件、事故は起きていませんが、刑法犯の認知件数は増加傾向にあり、特殊詐欺被害も多い。また、万引きやオートバイ盗もあり、夏場は性犯罪が増えることも懸念されます。市民一人ひとりの防犯意識が大切です。暴力団については、1団体数人の構成員を把握していますが、抗争などが起きる可能性は低いと思っています。日本一安全な別府を目指して、力を尽くしていきたい」と述べた。
議事に入り、それぞれ令和6年度事業・決算・監査報告、令和7年度事業計画案・予算案について審議、承認した。防犯協会連合会は▽地域安全活動の推進▽少年非行防止活動の推進▽暴力追放活動の推進を行う。暴絶協議会は▽暴力団の排除活動▽広報宣伝活動を行い、一切の暴力を絶滅し、明るく住みよい平和な国際観光温泉文化都市別府の発展に寄与するとしている。
引き続き、幸田俊光別府警察署生活安全課長が講話。見守り活動と防犯カメラの設置などについて話し「人の目があることで、犯罪が起きにくくなる」と話した。