第27回参議院議員の通常選挙

あす投開票で激戦決着

 第27回参議院議員通常選挙が20日、投開票を迎える。3日の公示以降、各候補とも炎天下の中、県内を回り街頭演説などを行い、支持を訴えてきた。
 大分選挙区(改選数1)は、届け出順に、白坂亜紀候補(自民、現)、野中しんすけ候補(参政党、新)、安倍正雄候補(日本誠真会、新)、二宮大造候補(NHK党、新)、吉田忠智候補(立憲民主党、元)の5人。
 前回の補選で対決した白坂候補と吉田候補が今回も激しく争い、両候補ともに国会議員が続々と応援に大分県入りした。
 現職の白坂候補は、地方創生や女性活躍などを呼びかけてきた。野中候補は、全国的な参政党支持の広がりもあり、どこまで票を伸ばすかが注目される。安倍候補は、大分、別府を中心に県内を回り、街頭演説を重ねて政策を訴えてきた。二宮候補は、SNSを活用した選挙運動を展開。前回、341票差で涙をのんだ吉田候補は、労働団体などを中心に支持を固めるとともにSNSなどを活用して無党派層にも支持拡大を図る。
 各候補とも、ギリギリまで街頭で支持を呼びかけることにしている。また、比例区の議席獲得数も注目されており、選挙区に候補者を立てていない党も比例区に候補者を多く出しており、各地を回り支持を訴えており、選挙区に負けない激しい戦いが続いている。与野党ともに、「事実上の政権選択選挙」と位置づけ、衆議院に続いて、参議院も与野党逆転の状況になるかが注目されている。
 20日の投票が終わると、即日開票される。