能登町と輪島市の小学生が来別

能登っ子と別府っ子が一緒に共同温泉を清掃

 令和6年能登半島地震の被災者支援活動を続けている、日田市のNPO法人リエラ(松永鎌矢代表理事)は、能登町立宇出津小学校の児童12人と輪島市立町野小学校の児童1人を招いて「能登っ子 おおいた交流ツアー」を21日から25日まで実施している。
 子どもたちの支援を行う中で、子どもたちからリエラの拠点のある大分県に興味を持ち、もっと知りたいという声があがったことや、思い切り遊んでもらおうと招待した。
 別府市も令和6年2月に能登町で13日間、2月から3月にかけて珠洲市で13日間、移動式の入浴施設を設置して、別府温泉「幻想の湯」として、入浴支援を行った。今回、別府市南部ひとまもり・まちまもり協議会(清家政人会長)が「能登っ子 別府っ子 別府温泉清掃・入浴体験」を松原温泉で実施した。同協議会には、温泉部会があり別府の財産である共同温泉の存続に向けた取り組みを一体的に行っており、能登の子どもたちに共同温泉を体験してもらおうと受け入れた。
 松原温泉前で南小学校の児童7人が手作りの歓迎のプレートを持って出迎えた。清家会長が「ようこそ、別府温泉へ。夏休みの良い思い出になればと思います」とあいさつ。能登町の子どもたちが町を紹介した。
 掃除の仕方を教えてもらい、みんなで男湯と女湯をそれぞれブラシで磨き、ぞうきんで棚を拭くなどして協力してキレイにした。その後、温泉にゆっくりと浸かり、番台体験もした。松村沙月さん(11)は、「温泉の掃除は初めてで、キツかったけど、大分の子どもたちと交流が出来て、いい経験になった」と話した。
 一行はこの日は鉄輪の旅館に宿泊し、夕食は、地獄蒸し体験をした。