別府警察署長が感謝状を贈呈

深夜のコンビニで一人で入っていった
幼児の安全確保に貢献のあった
佐々木快さん(左)、嶌和花さん

 別府警察署(羽田優一署長)は23日午前9時30分、幼児の安全確保に貢献した2人に感謝状を贈呈した。
 受賞者は、石垣東在住の佐々木快さん(20)、弓ケ浜町在住の嶌和花さん(20)=いずれも立命館アジア太平洋大学3回生=の2人。
 2人の功労は、今年6月26日午前1時ごろ、石垣東で歩道を一人で歩いてコンビニに入る幼児(当時5歳)を見かけた。2人は幼児に声かけしたところ、両親が目を離したときに外出しており、迷い子と判断した。店員に警察への通報を依頼し、現場に到着した警察官に幼児を引き継いだ。
 感謝状を贈呈した羽田署長は「もし二人がいなかったら、5歳の幼児は夜道で車にはねられたり、連れていかれるなど事件事故に遭ったかもしれません。二人の機転の利く行動のおかげで、無事に幼児をご両親のもとに戻すことができました。これからも警察活動へのご協力はもとより、世のため人のために活躍することを願っています」と謝辞を述べた。
 佐々木さんは「このような場で贈呈を受けるとは思っていなかったので、とても光栄です。幼児が一人で深夜にいたことは、その子にとって怖かったと思いますし、話を聞いて『助けないといけない』と思いました」。
 嶌さんは「今回のような対応ができたこと、嬉しく思います。幼児を見つけたときは、時間帯が深夜で一人で彷徨っているようだったので『大丈夫かな』と思いました。私一人では対応が難しかったのですが、佐々木さんの力を借りて対応できました」とそれぞれ感謝状を受け取った感想と当時の状況を話した。