「SHONIN PARK」オープン

目の前に海が広がり拡張された砂湯
関係者がテープカットをしてオープン

 別府市上人ケ浜の上人ケ浜公園に「SHONIN PARK」が完成し、24日、関係者を招いて内覧会を実施。午前11時45分にテープカットなどがあり、グランドオープンを祝った。
 上人ケ浜公園の整備事業は、別府海浜砂湯の拡張計画から始まった。昭和61年に「市営別府海浜砂湯」としてオープン以来、多くの観光客らに愛されてきた。約6・4㌶ある公園のうち旧美術館跡地なども含めて、約4・2㌶を整備した。パークPFIを活用し、株式会社TKP(河野貴輝代表取締役社長、東京都)が整備事業運営事業者に選定され、整備を進めてきた。
 午前11時から、現地で記者会見が行われ、河野社長が「私は大分県出身で、上人ケ浜周辺は、祖父が暮らしていたこともあり小さい頃によく遊んだ場所。地元の事業に関われることをうれしく思っています。松も痛んでいた29本を取り除き、新たに29本を植樹して1550本の数を変えずに公園を再生させました。地域と共に歩み、長く愛される場所になるように取り組んでいきたい」。
 長野恭紘別府市長は「多くの皆さんの理解と協力で、市民を含めて多くの人が過ごせる空間になりました。市民と観光客の交流の拠点の位置づけもあります。やってよかったと思ってもらえるように、TKPとダッグを組んで、しっかりやっていきたい」とそれぞれ話した。
 敷地は南北に長く、南側にはレストラン「グリルタッカ」がある。大分県の食材を使い、モーニングは午前7時から、ランチは午前10時から、ディナーは午後3時から。
 隣には、新しい砂湯「Sand SPA」がある。広さはこれまでの2倍で、営業時間もこれまで午後5時までだったのが、午後10時までに延長する。また、これまで予約は出来なかったが、公式ホームページから事前予約が可能に。料金は、大人2500円、小人(6~12歳)1800円。定休日は月2回で不定休。これまで同様、目の前には海が広がるロケーションで、ゆったり過ごすことが出来る。無料で使用できる足湯もある。
 一番北側にはショップエリアがある。別府の特産品やグルメを楽しめる。海沿いには、宿泊コテージ「石のや別府」が並ぶ。全23室で、全室源泉かけ流し温泉付。駐車場は96台で、午前7時から午後10時まで。
 宿泊エリア以外は公園として、一般の人も自由に散策ができるようになっており、街頭を設置して夜間でも安全に歩けるようになった。ショップやレストランも一般の人も利用できる。
 詳しくは、公式ホームページで確認を。問い合わせは、電話75・6363へ。