
別府市議会(小野正明議長)は、議員定数に関する議員向け研修を22日午後1時半、全員協議会室で開催した。20人が出席。
議会改革推進委員会(加藤信康委員長)で議員定数について調査研究を進めているが、全議員に関わる問題であり、議員定数に関する情報を共有し、考えるきっかけにしてもらうと実施した。
廣瀬和彦㈱廣瀬行政研究所代表取締役が「適正な議員定数の算定手法を考える」と題して講話した。廣瀬氏は「どういった権能に重点を置くかが大切。議事機関、立法機関、監視機関の考え方がある。議事機関として考えるなら、常任委員会でどれだけの人数がいれば討議が出来るかを考えるべき。定数減ありきで議論をするのは、よくない」とし、他都市では議員定数を減らしたことで委員会の数が減少しているケースを紹介。
「皆さんは、別府市全体の代表であるとともに、地域の代表という側面もあると思う。市民の声を的確に拾い、反映させていくことができるか。住民の代表である皆さんが考え、議員定数の考え方につなげていけばいいと思う」と話した。
小野議長は「議会改革推進委員会の中で議論が始まったばかり。講演内容を参考にし、深堀していきたい。貴重な意見が聞けた」と謝辞。今後、委員会では会派ごとにアンケート調査などを行うことにしている。