
古庄さん(中央左)と永井さん(同右)
8月3日から8日まで、中国の北京大学で開催される「日中友好交流都市中学生卓球交歓大会」に出場する、別府市の結団式が28日午後2時、市役所教育委員会室で開催された。
日本と中国の友好都市や姉妹都市などを結んでいる都市から中学生が参加し、卓球を通じて交流を深めるもので、5年に1回開催。前回は新型コロナの影響で中止になっており、10年ぶりの開催となる。
別府市からは、別府西中学校の古庄隼士さん(13)と永井瑞桜さん(同)が出場する。大会で、別府市の友好都市である烟台市の中学生とそれぞれダブルスを組んで試合を行う。全国41都市から2人ずつ参加。大分県内からは、大分市と別府市から各2人の中学生が参加する。
結団式には、古庄さん、永井さん、江藤建次別府市卓球連盟会長、引率する佐藤利明さんが出席。寺岡悌二教育長が「烟台の中学生とダブルスを組んで、グローバルな試合を行うと聞いており、素晴らしいこと。卓球を通じて、言葉なども少し学んできてもらいたい。体調に気を付け、頑張ってほしい」と激励。
江藤会長は「中国では、全力で挑戦してほしい。監督やコーチは、貴重な経験を生かして、別府市の卓球の発展に寄与してくれたらと思います」と話した。
古庄さんは「こういう経験はなかなかないので、卓球を通じて交流を深めたい」。永井さんは「私は実力が足りないと思うので、中国でいろいろと学びたい」とそれぞれ決意を述べた。別府市日中友好協会から記念に制作した赤いタオルがプレゼントされた。加藤信康別府市日中友好協会副会長(市議)が「ダブルスを組む相手の選手にも渡してほしい」と話した。