子育て世帯にお米配布スタート

朝から引換券を持ってお米を受け取りに来た
子育て支援のためお米を配布

 別府市は、物価高騰の影響を受けている市民を支援するため「べっぷみんなにお米配布事業」として、18歳以下の子どもがいる子育て世帯にお米3㌔を無料配布する「お米で子育て応援事業」を7月31日から開始した。
 配布されるお米は、令和6年九州産のヒノヒカリで、精米済み。1世帯3㌔で引換券と交換。約1万世帯が対象。初回は8月2日まで、鶴見小学校、境川小学校、南立石幼稚園で行われている。
 午前10時を過ぎると、引換券を持った人たちが次々と会場を訪れた。中には、子どもたちの姿もあった。お米を手にした人は「食べ盛りの子どもがいるので、本当に助かる」「お米は高くてなかなか手が出ないので、うれしい」とみんな笑顔だった。
 長野恭紘別府市長は「少しですが、何とか生活の支援ができればと思っています。苦しい時だからこそ、少しでも市民生活に寄り添いたい」と話した。
 引き換えは、2回目(3、4日)は境川、南、山の手の各小学校、3回目(8、9日)は大平山小学と朝日大平山地区公民館、4回目(11、12日)は亀川、上人、石垣の各小学校で行い、22、23日に予備日として境川小学校で配布。予備日以降は引き換えが出来ないため、期間中に必ず引き換えを。
 子育て世帯以外の約5万3250世帯については、9月下旬から「全国共通おこめ券」を送付する。総事業費は約2億4100万円で、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用する。