明豊高校野球部の激励壮行会

激励総合会で決意表明する岡田晴樹主将
チア部の応援などを受けて
甲子園に向けて出発した

 第107回全国高校野球選手権大会に出場する大分県代表の明豊高校野球部の激励壮行会・出発式が7月31日午後1時30分、同校多目的室で行われ、同級生・後輩や保護者ら約100人が参加した。
 式では、二宮滋夫学校法人別府大学理事長が「大分県予選はどのチームも『打倒明豊』とする中、我が明豊高校は勝ち抜いて大会5連覇、5回連続の甲子園出場を勝ち取りました。明豊中学高校の皆さんだけでなく、学校法人別府大学全体の誇りであり名誉です。甲子園では多くの県民の皆さん、市民の皆さんが明豊の活躍を期待しています。皆さんは大分県の高校球児の代表。それを心に刻んで正々堂々と相手をリスペクトして、力いっぱい戦ってきて下さい」とあいさつ。
 岩武茂代校長が「甲子園では大暴れしてください。3年生は心を一つにして、少しでも勝てるよう、悔いなく頑張ってほしい。1、2年生も大暴れしてきてください。来年は6連覇。みんなは次に繋ぐ役割があります。グラウンドに立つ1、2年生は『来年に繋ぐ』という気持ちで一つでも多く勉強すること。残るあるいは球場で応援する1、2年生は、6連覇に繋ぐ役目がある。明豊野球部一丸となって、甲子園で一戦一戦勝ち上がれるように頑張ってください」。
 小城崇宜保護者会長は「甲子園に行ってからの敵は、全国の強豪校ではありません。油断と緊張だと思います。試合が開始すると、緊張すると思いますし、良いプレーをした後は油断するかもしれません。そのようなことがないよう、しっかりと集中して岡田主将が絵馬に書いた『一戦必勝』で、一戦一戦大切にして望んでください。目の前の一球に集中してください。3年生は出し尽くして心残りがないように、1、2年生は次の繋げるプレーを期待しています」。
 生徒代表の高橋青弥生徒会副会長は「全力を尽くして、自分たちの力を存分に発揮してきてください。私たち明豊生一同、心から応援しています。気をつけて行ってきてください」とそれぞれ激励した。
 明星小6年生の加藤峻司さん、4年生の加藤大司さんの2人から激励の折り鶴を受け取った岡田晴樹野球部主将が「多くの皆さんに応援していただけるのも当たり前ではないと思っているので、甲子園では明豊らしく一戦必勝で、応援してくれた人たちに恩返しができるように頑張っていきます」と力強く決意表明をした。
 最後に、後藤明文明豊会長が「3396校が参加し、日本全国から49校の強豪校が決まりました。甲子園に出場決定することほど、こんなに嬉しいことはありません。甲子園には魔物もいるし、宝物もいっぱいあります。どうか宝物を見つけてください。皆さんと一緒に、校歌をアルプススタンドで一度ではなく、二度、三度、四度と歌いたい」と激励をし、後藤会長の発声で「ガンバロー」を三唱した。
 式終了後、選手はチア部の応援を受けながら、同校東口よりバスで甲子園に向け出発した。