別府市暴力絶滅対策協議会に表彰状

長年の地道な活動の
功績が認められ表彰された

 別府市暴力絶滅対策協議会(会長、長野恭紘別府市長)はこのほど、長年の暴力追放活動に対し、九州ブロック暴力追放運動推進センター連絡協議会長及び九州管区警察局長から表彰を受けた。7月29日午後4時、別府市役所で伝達式が行われた。
 同協議会は、61年にわたり、暴力団の不当要求等対策職員研修や暴力団排除に向けた広報、啓発活動など暴力団組織の根絶に向けた活動を積極的に行うとともに、各企業や市民から得た暴力団関連情報を迅速に警察に提供するなど、暴力絶滅活動全般にわたって功労があったと評価された。
 羽田優一別府警察署長が長野市長に表彰状を伝達し「昭和の時代には、複数の事務所が点在しており、抗争事件の舞台になったこともありました。そんな中で、昭和39年に協議会が発足され、それ以来、暴力追放の意識を高めて様々な取り組みをすると共に、警察にしっかりと協力してもらいました。そのおかげで、暴力団事務所はなくなり、今は平穏な生活になっています。しかし、まだ1つの団体と複数名の構成員を把握しています。市内の安全安心を守るためには、皆さんの意識の高い暴力追放運動をよろしくお願いします」とあいさつした。
 長野市長は「暴力絶滅の活動が61年にわたって行われてきたことの評価。当会の歴代の会長や関わりをもってくれた役員をはじめ、地域の皆さんの取り組みが、暴力団のほぼ絶滅という結果になっていると思います。引き続き、皆さんと協力して取り組みを続けていきたい」と話した。