世界の生理事情を学ぶ

外国人留学生が自国の生理事情について話をした

 立命館アジア太平洋大学(APU)の学生団体「サポート・フォー・シスターズ」(ミウエ・キアン代表)は、23日午前11時、別府市役所1階ロビーで「生理シミュレーター体験キャンペーン」を開催した。
 同団体は、世界中の女性の悩みであるのに、公で語られにくい「生理」の課題に向き合い、活動をしている。性別に関係なく、生理について知ることは、優しさにつながるとしている。生理の悩みは人それぞれで、男性だけではなく、同性の女性にも理解されずに悩んでいる人がいることから、正しい知識を知ってもらおうというもの。
 モンゴル、エチオピア、ミャンマーの学生が、それぞれの国の生理事情をパネルにし、訪れた人に紹介した。世界では、「生理中は髪を洗ってはいけない」や「生理は不浄」とされる風習の国も多かったが、情報が多い現代では、迷信を信じる若い人は少なくなっている。訪れた人たちは、世界の現状を聞き、クイズに挑戦したりした。
 キアンさんは「キャンパスの中でイベントをしていましたが、もっと外の人にも知ってもらい、理解を深めてもらいたいと初めて開催しました。こういった事が話せるのが普通のことになればと思う」と話した。