
長野市長(左)と後藤市長(写真は別府市提供)
別府市と宇佐市は6日午後1時、宇佐市役所で観光連携「湯のまち神のまち観光パートナーシップ協定」を結んだ。別府市はこれまでも県内の自治体と事業を連携して実施することがあったが、連携協定を結ぶのは初めて。
別府市と宇佐市は国道10号でつながり、豊の国千年ロマン観光圏でも連携をしてきた。宇佐市は、国東半島宇佐地域世界農業遺産に認定され、八幡総本宮宇佐八幡宮は、今年御鎮座1300年を迎えるなど歴史があり、別府市とはまた違った魅力のある市。一方で、共に自然が豊かな観光地であるという共通点もある。
お互いが持つ観光資源や情報を共有し、地域間の交流拡大と観光客誘致を図ることで、地域経済の活性化や住民の生活向上に寄与することが目的。具体的には、観光情報の相互発信、観光周遊ルートの開発、共同観光キャンペーンやイベントの企画・実施、旅行業者や宿泊施設などをの連携によるツアー造成、外国人観光客対策の強化などを行う。
長野恭紘別府市長と後藤竜也宇佐市長が協定書に署名した。長野別府市長は「広域での観光で、別府に宿泊した人が宇佐の魅力も知って訪れてもらいたい」。後藤宇佐市長は「歴史や文化、自然豊かな町ですが、特色を生かし切れていない。協定により、誘客に結びつけていきたい」とそれぞれあいさつした。