為替レート考え輸入体験

為替レートの変動を見ながら
消しゴムを輸入する子どもたち

 別府市社会福祉協議会(会長、長野恭紘別府市長)は、夏休みこども企画「まなぼう教室~さいころゲームで輸入体験~」を2日午前10時半、市社会福祉会館で開催。17人が参加した。
 酒井賢一野村ホールディングス株式会社ファイナンシャル・ウェルビーイング部学校教育支援課ヴァイス・プレジデントが講師を務めた。「それぞれの国には、通貨があります。異なる通貨を交換する時の交換比率として、為替レートがあります。1973年に変動相場制になりました。円の価値が高いと円高になる。円高か円安かは貿易に大きな影響がある。変動は、世界情勢に左右されることもある」などと説明。
 子どもたちがさいころをふって出た目によって為替レートが変動するゲームを実施。子どもたちは為替レートをみながらどれだけ安く消しゴムを輸入できるかを競った。
 1人3回まで買うことが出来るが、レートはさいころ次第なので、10回のどのタイミングで買うか、自分でしっかりと考えながら挑戦した。
 「もっと安くなるかも」と待ちすぎると高値になったりと思惑が外れることもあり、子どもたちはレートに一喜一憂し、楽しみながら学んだ。