吉田航選手が別府けいりんで優勝

優勝してプレゼントした絵本を
子どもたちと楽しむ吉田選手

 日本競輪選手会大分支部は、支部に所属する吉田航選手(26)が地元の別府競輪場で開催された「別府けいりん おトクにPLAY!オッズパーク杯」で優勝したことを受けて、8日午後1時半、やまびこ保育園(岡本陽子園長、145人)を訪れて絵本10冊をプレゼントした。
 同支部は、別府競輪で開催される試合で地元選手が優勝した場合、市内の保育園などに絵本をプレゼントしている。オリンピック競技でもある「ケイリン」に興味を持ってもらうのが目的。選手たちも、自分が優勝することで子どもたちに絵本をプレゼントすることで、モチベーションが上がっているという。
 吉田選手は、臼杵市出身で今年5月にデビューしたばかり。オッズパーク杯は、7月19~21日に開催され、初日から最終日まで1着を譲らず、優勝した。
 吉田選手が部屋に入ると、5歳児17人が拍手で歓迎。園児の代表に絵本を渡すと、一緒に絵本を読んだ。子どもたちは、次々に絵本を持ってきて「次はこれ」と本を読んでもらった。また、吉田選手の筋肉に興味津々の様子で、腕を触るなどして触れ合った。最後もハイタッチをして交流を楽しんだ。
 終了後、吉田選手は「楽しかった。あんなに喜んでくれて、うれしかったです。次も頑張ろうと思った」と笑顔で話した。