
新港町の交差点=1月4日
別府警察署交通課はこのほど、今年上半期(1月から6月)の交通事故状況をまとめた。
人身事故は84件(対前年同期比8件減)、死者2人(1人増)、負傷者110人(同数)となっている。
路線別では、国道22件、県道23件、市道39件。
時間別では、午後2時から同8時までの間が41件(全体の約49%)となっている。
事故類型では、人対車18件で、うち横断中が12件、その他が6件。車対車は65件で、うち正面衝突3件、追突20件、出会い頭17件、左折時2件、右折時14件、その他3件。車単独は1件。
人身事故の原因は84件のうち、前方不注視28件、安全不確認28件、その他28件。
交通死亡事故は▽1月4日夜、新港町の国道10号の交差点で原付バイクと車2台が絡む事故が起きた。原付バイクを運転していた女子大学生が死亡した▽6月28日朝、大字東山の県道11号線で普通自動車と軽四自動車が正面衝突する事故が起きた。軽四を運転していた無職男性が死亡した―の2件。
谷原一心交通課長は「上期の交通事故死者数について、大分県下では昨年より7人増加して19人となり、別府市内では昨年より1人増加して2人でした。別府市内の人身事故件数は昨年よりも減少していますが、重傷事故は昨年よりも増加しており、一つ間違えば重大な結果につながります」
「最近、日中の気温が高くなって午後2時以降の交通事故が増加しており、下期も暑い日が続きます」
「ドライバーは、ハンドルを握れば、運転に集中して前後左右に注意を配り、夜間はハイビーム走行を基本として、早めの歩行者の発見に努めるようお願いします」
「歩行者も、道路を横断する際は左右の安全確認を確実に行うなど基本的な交通ルールを守り、皆さま方が交通事故の加害者や被害者にならないように努めてください」とコメントしている。