暑さ和らぐ「温泉風鈴」

風に揺られて涼し気な音を出す「温泉風鈴」

 別府駅前通商店街振興組合(照山秀逸理事長)は、「温泉風鈴」事業を今年度初めて行い、組合に加盟する店舗などの軒先で、風に揺られて「チリン、チリン」と涼し気な音が通りに響いている。
 年々、夏の暑さは厳しさを増し、連日「熱中症警戒アラート」が全国的に発表され、場所によっては40度を超えることも。別府市内も酷暑が続いており、通りを歩く人たちに「気持ちよく楽しく歩いてもらいたい」と考え、大分県と別府市の補助金を受けて、「温泉風鈴」を約100個、組合員に配布し、設置してもらった。
 外見と呼ばれる本体となる部分には、竹細工を使っている。短冊には「別府駅前通り会」をつけた。夏の風物詩で少しでも涼しくなってもらおうというもの。ミストをつけている店舗もあり、夏の風物詩の風鈴と合わせて涼を演出している。9月末まで設置する予定。