みんなが主役の学校づくり

中学校区ごとに意見交換をした

 別府市別府っ子あんしんサポーターの会(大鍜治光子会長)は、令和7年度研修会を5日午前10時、市社会福祉会館で開催した。同会は、今年度から青少年補導員協議会から名称変更した。
 小原猛玖珠町立くす若草小中学校長が「みんなが主役~玖珠町立くす若草小中学校(学びの多様化学校)の歩み~」と題して講演した。同校は昨年4月に開校し、学校に行きづらさを感じている子どもたちの個性に合わせた柔軟なカリキュラムを組めることが特徴の小中一貫校。
 小原校長は「私が1年間やってきたことは、スクールバスのお迎えとお見送りを笑顔で行うこと。子どもたちにとって、あそこに行けば笑顔で迎えてくれるという場所であればいいなと思っています。しかし、みんながみんな学校に来られるようになるわけではない。進路を決める12日間だけ来た子もいますが、やってみたいと思えるようになると子どもたちは動く。主体的な子どもをみんなで育てていければと思う。子どもたちからもらったカードは、私の宝物」と話した。
 引き続き中学校単位で意見交換会を行った。