
西部キャンパス」に参加した

檀上陽一今日新聞社長
別府市西部地区公民館(福田正気館長)は「湯のまち学びのカレッジ西部キャンパス8月講座」を8月29日午後1時30分、同公民館会議室で開催し、23人が参加した。
講師は、檀上陽一今日新聞社社長。テーマは「愛郷一貫~こんにちしんぶん別府の活性化に全力です~」。
福田館長が「これまでの今日新聞の成り立ちや歴史、今日新聞の名前、記者時代からのエピソードなどを含めて話をしてくれると思います」とあいさつ。
まずはじめに檀上社長が刷り上がったばかりの同日の新聞を配布した。
今日新聞の歴史として「創刊は昭和29年、別府の地に生まれて72歳。新聞の1面、3面トップは地元の記事。配信の契約は読売新聞社。国際・国内ニュースは配信から取っている。経済や科学技術は2面で読売配信」
「地方紙は、雨後の筍のごとく出来上がったのは終戦直後。戦前の昭和16年に言論統制があった。昭和12、13年の間に、大分に『今日新聞』があった。これは外相の岩屋毅さんの祖父、護さんが発刊した。うちの先代が終戦直後に母と弟2人を連れて朝鮮から引き揚げてきて、諫早に上陸し長崎にわたり、大分の地方紙で司法担当記者。そのときに岩屋護さんと知り合い、独立して別府で新聞社を創業し『今日新聞』の名前をいただいて、昭和29年11月25日に創刊しました」
「創刊当時は千代町にあった昔の市役所の奥で町の印刷工場の片隅を借りて立ち上げました。そのときはタブロイド版4㌻でした」と立ち上げ前からの話をした。
7人の市長との付き合い、国際観光温泉文化都市別府の特色、それに伴う需要の多様化、「幻のスクープ」などについて話した。
休憩後、自身の人生、題字に込められた想いなどについて話した。また、別府警察署から提供を受けたSNS詐欺や交通安全チラシを配布し、特殊詐欺被害防止などについても注意喚起をした。
次回の「湯のまち学びのカレッジ西部キャンパス」は9月12日午後1時30分から開催。講師は「行政書士あなたの法律事務所」の藤澤沙織さん。内容は「終活とは~元気なうちにできること」。