
令和7年第3回市議会定例会が2日午前10時、本会議場で開会した。会期は29日までの28日間。
はじめに、長野恭紘別府市長が、明豊高校野球部、剣道男子、県立別府翔青高校の自転車競技など高校生の活躍をあげ「市民に感動を与えてくれた頑張る別府っ子をこれからも応援していきます」とした。また、「10月に新図書館とこもれびパークが完成します。別府公園北口の移設工事や市役所西側道路等周辺整備も着実に進んでいます。市民の皆さまにはご不便をおかけいたしますが、完成までもうしばらくお待ちいただきたいと思います。市民生活を支援するため、これまで様々な物価高騰対策を行ってきましたが、今後も社会情勢や市民ニーズを見極め、できる限りきめ細やかに市民生活に寄り添う対策を講じてまいります」と述べ、事業承継、新湯治・ウェルネス、ウェルネス産後ケア事業など市政全般を報告。上程した議案について、提案理由を説明した。予算4件、条例6件、その他17件の計27件が上程された。
監査委員を代表して姫野綾氏が「市民負担の公平・公正性の観点から、自主財源の根幹をなす市税をはじめとする諸収入等について、新たな収入未済を発生させず、滞納を長期化させない適正な管理と厳正かつ的確な徴収事務を執行するなど、引き続き収入率向上への対策に取り組まれたい」などと意見を述べた。
日名子敦子氏(自民新政会)の動議で、全議員からなる予算決算特別委員会を設置。本会議を休憩して委員会を開き、委員長に森山義治氏(市民クラブ)、副委員長に小野佳子氏(公明党)を選任。議案審査については、これまで同様、初日に執行部から説明を受け、会派代表者による質疑、2日目以降は個人質疑を行い、17日に表決を行うこととした。
本会議は考案などのため休会となり、8日から再開して決算以外の議案について質疑を行う。