
企画展を開催
きつき城下町資料館の秋季企画展「郷土の偉人 重光葵と杵築の人々」が19日から11月4日まで開催される。杵築市教育委員会主催。
今年は、戦後80年を迎える。重光葵は幼少期を杵築市で過ごし、旧制杵築中学校(現在の杵築高校)を経て、外交官を目指して東京帝国大学に進学した。昭和20年9月2日、日本の首席全権代表として降伏文書への調印をはじめ、国際連合加盟への尽力など、日本の戦後復興において大きな功績を残したことで知られる。
展示では、北台伊東家に伝わった重光葵関連資料を初公開。故・伊東貴氏は、旧制杵築中学校時代の重光氏の後輩で、令和5年に遺族から絵画作品を含む約170点の寄贈を受けた。
また、巣鴨拘置所を仮出所した日に記した書も初公開する。令和4年度に奈良県在住の人から寄贈され、令和6年度に修復を行い、今回、初公開する。さらに、大分県立先哲資料館との連携事業も行う。
観覧料は、一般300円、小中学生150円。開館時間は、午前10時から午後5時(入場は午後4時半まで)で、水曜日が休館日となっている。