新会長に西寛之さん

総会であいさつする西寛之新会長

 別府市青色申告会(衛藤富喜雄会長)は令和7年度定期総会を5日午前11時、別府商工会議所3階会議室で開催した。
 衛藤会長が「中小企業を取り巻く環境は、原材料や仕入れ価格の高騰や人手不足感が一層強まっており、依然として厳しい状況が続いています。会員事業所が減少傾向にあり、当会としましては会員企業が地域に根差した企業活動ができるよう、税制改正運動や経営改善事業のより一層の推進に取り組んでいきたいと思います」とあいさつ。
 衛藤会長を議長に議事に入り、昨年度の事業、決算、監査を報告し、拍手で承認された。
 今年度の基本方針は、中小企業の多くはコロナによる落ち込みから回復しているが、原材料価格の高騰や人手不足といった経営環境により、小規模事業者にとっては依然として厳しい状況にある。このような中、会員事業者が安定した事業の継続ができるよう、会として「経営支援」「税制改正運動」を積極的に取り組み、さらに地域社会から求められる会組織運営と質の向上をめざして事業を実施する。
 主要事業は▽経営改善に結び付く会員支援▽会勢拡大のための取り組み▽税制改正要望への取り組み▽広報誌・資料の配付および回覧―とし、令和7年度の事業計画、予算を計上し、承認された。
 役員改選(任期2年)があり、西寛之さんが新会長に就任した。
 衛藤前会長のあいさつ後、西新会長が「会員支援や拡大のお役に立つよう精一杯やらせてもらおうと思います。よろしくお願いいたします」とあいさつした。
 来賓の緒方正剛別府税務署個人課税第一部門統括国税調査官(署長代理)、此本憲司南九州税理士会別府支部長がそれぞれあいさつし、総会を終了した。