5万㌧級「シルバー・ノヴァ」初寄港

記念式典に出席した
ゼネッロ船長(右から4人目)ら
初寄港した
シルバー・ノヴァ

 クルーズ客船「シルバー・ノヴァ」(5万4700㌧、全長224・1㍍、幅29・5㍍、バハマ船籍)が7日午前9時30分、別府国際観光港第4埠頭に初寄港した。午後5時、東京に向けて出港した。
 乗客らは、バス19台で地獄めぐりなどを巡るツアーに出た。ツアーに参加しない乗客は、シャトルバスやタクシーなどを使って市内などを巡った。
 記念式典は午前11時、ターミナル内で行われた。
 大分県国際観光船誘致促進協議会の阿部万寿夫別府市副市長が「別府市は、豊かな自然と温泉資源に恵まれた観光都市。市内いたるところから立ち上る『湯けむり』は、別府が世界に誇る景観。日本一の源泉数、湧出量を誇る別府温泉は、日本はもとより世界各地から多くの観光客をお招き、心と体を癒しています。二度、三度と別府市を訪れていただき、大分の自然、グルメ、歴史文化、そして日本一の温泉を体験していただきたいと思います」とあいさつ。
 続いて、阿部副市長とアレッサンドロ・ゼネッロ船長がオリジナルプレートなどを交換した。
 小野正明別府市議会議長、渡辺修武大分県商工観光労働部観光局長、高野信一公益社団法人ツーリズムおおいた専務理事が、ゼネッロ船長、ダニエル・フランコホテルディレクター、ロナルド・グッドマンクルーズディレクターと記念品を好感した。
 続いて、ミス別府の林子瑄(リン・ツーシュエン)さんがゼネッロ船長ら3人に花束を贈った。
 最後に、ゼネッロ船長が始めに日本語で「皆さま、お早うございます。私の名前は、アレッサンドロ・ゼネッロです。すいません、日本語が話せません。ここに来ることができて、光栄です。ありがとうございます」とあいさつ。その後は英語で「キレイな別府市に寄ることができて、心から喜んでいます。個人的に私は日本を訪れることが大好きです。お客さま、従業員たちも町を楽しんで、キレイな花を見ていただけることを心から願っています」とあいさつ。最後に記念撮影をした。