
立命館アジア太平洋大学(米山裕学長、APU)は、26日午後2時半、キャンパス内のミレニアムホールで2025年9月入学式を挙行した。
入学したのは、日本を含む65の国と地域から、645人(うち外国人留学生570人)で、一番多いのはインドネシア127人、中国、バングラデシュ、ミャンマー、ベトナムなどとなっている。学部には543人(同475人)、大学院には102人(同95人)が第一歩を踏み出した。
米山学長が「皆さんは、学びや成長、発見の機会に満ちた、刺激的な新しい人生のステージに進もうとしています。本学が誇る、多様性と活力に満ちた学習環境は、皆さんを鼓舞し、インスピレーションを与えてくれるでしょう。良い成績で単位を取得して卒業するだけで終わらせないでください。授業で興味を惹かれるテーマがあったら、それは人生の宝物に出会った証です。質問したり教授を訪ねてより深い学修について相談したりしてください。APUでの日々を大切に過ごしてください。常に新しいアイデアに出会い、新しいことに挑戦し続けてください」と式辞。来賓の佐藤樹一郎大分県知事が祝辞を述べた。
在校生を代表して、スーラット・ナンダーさん(国際経営学部3回生、ミャンマー出身)が歓迎の言葉。新入生を代表して、イスラム・アラファトさん(国際経営学部、バングラデシュ出身)が「APUは多文化キャンパスで知られ、100以上の国と地域から学生が集まっていることに胸が高鳴ります。そして、私たちの多様性は単なる数字に留まらず、活気あふれるキャンパスライフそのものを物語っています。ここでは、才能ある人々が創り出す豊かなネットワークがあり、新たな文化を発見する機会を得られる。私は思いました。これから私は日本の大学で学ぶのではない。世界の中心で成長していくのだと」。
大学院のキム・イェジンさん(アジア太平洋研究科、韓国出身)が「APUが、学問的成長だけではなく、様々なストーリーを受け入れるグローバル市民として成長できる場所となることを願っています。この恵まれた環境に感謝しつつ、情熱を注ぐ分野に『飛び込み』、互いに考えを『ぶつけ合い』、APUで見つけるであろう色で自分たちの世界を『描いて』いきましょう」とそれぞれあいさつした。
入学式前には、新入生歓迎イベントも行われた。授業は10月1日から始まる。